今回は、COUMI ANC-860ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンについて紹介します。
COUMI ANC-860は、『家電批評』(2021年5月号)における「格安ノイキャン完全ワイヤレス部門」にて「ベストバイ」を受賞し、低価格ながらも高機能なコスパの高いノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンです。
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COUMI ANC-860の基本情報
名称 | ANC-860 |
販売 | COUMI |
Bluetooth | 5.1 |
コーデック | SBC/AAC |
サイズ | イヤホン: 30mm×15mm×23mm 充電ボックス: 64mm×64mm×34mm |
重量 | イヤホン: 約6.5g(片方) 充電ボックス: 約73g |
連続再生時間 | イヤホン単体: 7.5時間(ANCオン時は5.5時間) ケース充電: 41時間(ANCオン時は30時間) |
充電時間 | 1.5時間 |
充電端子 | microUSB C |
防水 | IPX7 |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング対応 |
参考価格 | 4,999円(税込) |
COUMI ANC-860の外観や特徴
こちらがCOUMI ANC-860のパッケージです。
こちらがケースです。革のストラップが付いている少し珍しい仕様です。
ケースにはCOUMIというブランド名が入っていますがあまり目立ちません。
こちらがイヤホン本体とケース以外の付属品一式です。
付属のマイクロUSBケーブルはType-Cです。
イヤーピースは特殊な形状であることを考慮してか、S、M、Lサイズがそれぞれ2組ずつ予備として入っています(Mサイズの1組はイヤホンに装着済み)。
説明書は日本語での記載もあります。
そして、こちらがケースおよび本体です。
こちらがイヤホン本体になります。
マットな質感で高級感のある見た目はスタイリッシュです。
このイヤホン本体は汗や雨に濡れても大丈夫な防水仕様(IPX7相当)という点も高ポイントです。
防水規格のIPX7は水面下15cm~1mに30分間沈めても内部に浸水しないという基準です。
ちなみに、このCOUMI ANC-860のイヤホンはソニーのWF-1000XM3とよく似たデザインです(↓)。
COUMI ANC-860のレビュー
実際に使ってみました。
充電
充電ボックスの裏側にUSB端子の差込口があります。
USBの端子がType-Cなのは高ポイントです。
ケース本体を充電しておきイヤホンをケースの中に入れると充電がはじまります。
充電ケースのLEDランプは充電中か否かの確認はできますが、充電量の確認はできないのは少しマイナスポイントです。
約1.5時間でフル充電が可能で、イヤホン本体はフル充電状態で7.5時間(ANCオン時は5.5時間)の連続再生が可能です。充電ケースを含めると41時間(ANCオン時は30時間)の再生が可能です。
ペアリング
イヤホンをケースから取り出すと自動的に電源がオンになりイヤホン同士がペアリングされます。
スマートフォンなどのBluetooth対応機器とのペアリングは、Bluetooth機能をオンにし使用可能なデバイスから「COUMI ANC-860」を選択します。
ペアリングを選択します。
ペアリングされたデバイスに「COUMI ANC-860」が表示されます。
一度ペアリングすると、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
イヤホン操作
イヤホンの操作方法は本体のタッチセンサー式のボタンを押すことで操作します。
機能 | 左耳ボタン | 右耳ボタン | 案内音声 |
電源ON | 充電ケースから取り出す/3秒間押す | Power on | |
モード(ANC/一般)切り替え | ダブルクリック | - | - |
再生/一時停止 | - | ダブルクリック | - |
曲送り | - | 2秒間押す | - |
曲戻し | 2秒間押す | - | - |
音量+ | - | クリック | 最大トーン |
音量- | クリック | - | 最小トーン |
電話に出る | クリック | クリック | - |
電話を切る | クリック | クリック | - |
着信を拒否する | 2秒間押す | 2秒間押す | - |
電源OFF | 充電ケースに入れる/6秒間押す | Power off | |
音声アシスタントを呼び出す | 1秒間押す | 1秒間押す | - |
ボタン部分(センサーのタッチエリア)が大きくタッチしたときの感度もよいのでストレスなく操作できます。
装着感
COUMI ANC-860のイヤホンの形状はぱっと見はカナル型なのですが実際はインナーイヤー型です。
以下のようにイヤーピースを外してみるとインナーイヤー型だというのがよく分かります。
この少し特殊な形状のシリコン製イヤーピースのおかげで装着感はカナル型に近いのですが、カナル型ほど圧迫感は強くなく外部の音も適度に聞こえます。
カナル型とインナーイヤー型のいいとこどりのような感じで付け心地はけっこう気に入りました。
音質
音質については低音から高音までバランスよく聞こえるという印象です。とりわけ低音がよく響くと感じました。
高音の華やかさが少し物足りなく感じますが、価格を考えれば十分な音質だと思います。
音ズレや音飛びは完全ワイヤレスイヤホンという性質上多少ありますが、音楽や動画での利用がメインという人にとってはほとんど気にならないレベルです。
ノイズキャンセリング機能
左耳ボタンを2回タッチすることで、通常モードとノイズキャンセリングモードの切り替えができます。
このCOUMI ANC-860のノイズキャンセリング機能は、完全に外部の音が遮断されるというわけではありませんが、ノイズキャンセリングとはこういうものかというのを実感できるレベルです。
電車内で利用してみるとけっこう効果を実感できると思います。アナウンス音はそのまま聞こえますが走行音は低減されます。
おわりに
以上、COUMI ANC-860ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンについての紹介でした。
このCOUMI ANC-860は、通常価格4,999円ですが、アマゾンでのセールやクーポンが利用可能な時を狙えば、3,500円前後で買うことができます。
ノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンはこの値段ではまず買えないので破格の安さだと言えます。
もちろん値段だけでなくレビュー記事で紹介して来た通り、値段以上の機能を備えているため、ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンとしてのコスパは最強ではないでしょうか。